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2022年7月15日

3歳児 すみれ組 きのうの虫さん!

朝、かぜ組からすみれ組に移動した子どもたちは、昨日捕まえたバッタがまだいることにすぐに気がつきました。

さっそく夢中になってバッタを見始めた子どもたち。
最初はテーブルに置いて座って見ていました。
でも、段々とお友達の数も増え、ぎゅうぎゅう…押し合いになる場所も。
「おさないで!!」
「みたいーー!!」
「みえないーー!!」
と喧嘩に発展…!

そこで保育士が、
「どうやって見たら、みんなで見られるかな?」
と子どもたちが自分で考えられるよう声をかけます。

すると、
「ここならみれるかも!」
と別の場所に移動した子どもたち。
「みえない!!」
「せまい!!」
と、最初の場所はどうやらダメだった様子。

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そうして何度か場所を変えて行ったところ、
「そうだ!これをくっ付ければいいんじゃない?」
棚と棚をくっつけることを思いついた子が、案を出してくれました。

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「これならみんな見れるね!」
…とは言いつつも、見やすい場所と見えにくい場所、バッタが動いて移動することで見えなくなることも…。
その度に、
「みえない!」
「見たい!!」
となりながらも、楽しんでいた子どもたちでした。

最後は、
「おうちに帰してあげたい!」
と言う子が出てきて、そのまま帰そうとしていました。
そこで
他のお友達の気持ちにも気がつけるよう、
「他のお友達にも聞いてみなくて大丈夫かな?」
と保育士が伝えると、
「バッタさん、さよならしていい?」
「ボクがさよならしたい!」
と子どもたち。

みんなでさようならをすると、大きな水溜まりを大ジャンプで越えて行ったバッタに、
「あんな所までジャンプしたよ!!」
「すごいね!!」

IMG_1438.jpg

と、大興奮の子どもたちでした!

自分がいちばん!見たい!持ちたい!帰したい!という興味や関心が強いからこその場所の取り合いなどが毎日あちこちで起こっています。
遊びを見守る中で、子どもたちが自分で考えられるような声かけをしたり、考えてもわからないときはヒントを伝えるなどしていくことで、子どもたちがやがては自分たちだけでも解決できるようになっていければ嬉しいと思います。