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2020年8月7日
4歳児そら組 日々の遊びの中にある成長
気温が上がりきらないうちに園庭に出て水遊びしようと誘いましたが、「部屋がいい!」と室内を選ぶ子が大多数。子どもたちもこの暑さにはお手上げのようです。でも、気温や自分の体調など、様々な要素から自分の行動を決められるというのは、大切な力ですね。
ということで数名は水遊びをしましたが、30分弱で切り上げてお部屋の中へ。
『おばけかぞくのいちにち』という絵本を読んでいると、読み終わる度に「もう1回!!」と希望し、計三回読みました。
繰り返し読んでいく中で、台詞と文字が繋がって、自分たちで指をさしながら台詞を読み上げています。
言葉と文字が繋がっていく感覚が楽しいのですね。文字への興味が強くなってきたこの時期だからこそ、気に入った絵本は何度でも読んであげたいです。
折り紙や工作では、自分で作れるものが増えてきたことに加えて、友達同士で伝えあう姿もよく見られます。
大人になってからも同じですが、人に何かを伝えるって、とても難しいですよね。それを生まれて4.5年しか経っていない子どもたちがするんですから、人の成長ってすごいです。
「言葉で伝えたらわかってくれた」「伝えたけど上手く伝わらない」「伝えてもらったけどよくわからない」。様々なコミュニケーションを繰り返しながら、人と話すということを体得していく姿に、子どもの成長する力へのたくましさを感じます。
大きな行事や取り組みがなくても、日常の遊びの中に子どもたちの成長の機会は溢れています。
子どもたちは毎日を全力で生きて、全力で楽しみ、全力で成長しています。
ありふれた日常のどこに子どもの成長を見出せるかは、側で見守る大人次第ですね。
子どもの成長を、そのすぐ隣で感じることが出来る環境に日々感謝し、保育をしています。