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4歳児ひまわり組 子供を観ていてわかること
園庭に出るとみんなでおにごっこが始まったひまわり組の子どもたち。
みんなで鬼ごっこはやりたいものの、少しずつやりたいことが違ったりしてなかなかまとまらず、徐々に解散してそれぞれの遊びにのめりこんでいきました。
4歳児クラスは自分たちから秩序のある遊びを求めだす年齢。
縛り(ルール)の中で遊ぶことに楽しさを見出し始めるのですね。
とはいえ月齢も発達もそれぞれ。
みんなをまとめようとする子、自分の意見を聞いてもらいたい子、思ってることを言い出せずに近くで見守っている子、色んな子どもの姿があります。
これから自然とクラスのみんなで取り組むゲームが増えていく中で、様々な成長を見せてくれそうで楽しみです。
それぞれの遊びを観察していると、豊かな工夫がたくさん見えてきます。
ビールケースと板で車のコースを作っていた子どもたち。
しばらく走らせていたあと、板の下を砂で埋めていました。
「なるほど、板がずれないように固定しているのかな?」
と思ってしばらく見ていると…
「よし!これで車が埋まるね!!」
との声。
なんと板の下に山を作って、そこに走ってきた車がぶつかり埋まってしまうのを狙っていたようです。
子どもたちの“楽しそうなことを考える力”は、いつだって大人の予想を軽々超えていきます。
まだまだ枠にハマった考え方をしているなと反省しました…!
こちらはカゴに水を溜めて一生懸命運んでいる子たち。
重いので引っ張ったり押したりしながら進むのですが、その度に水が揺れてこぼれてしまいます。
何とか目的地までたどり着いて水を移せた!
…はいいのですが、最初に入れた量の1/3くらいになってしまいました。
運ぶのを手伝おうかとも思いましたが、ここは子どもの力を信じて見守るところ!と思い直し、しばらくそばで観察しました。
すると“たくさん入れて運ぶ作戦”から“少しの量を何度も運ぶ作戦”に切り替えたようです。
バケツに水を入れて何度も移し替えていました。
目的を達成するためにどうすればいいのか、どのような手段が最適なのか、子どもたちは遊びの中で常にそれを考えています。私たちが仕事をする中で考えていることと全く同じですね。
こうして子どもたちに生きる力が身についていくのだなと、改めて感じることができました。
無事プール(足湯?)も完成し、満足そうな笑顔も見れました。