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2021年12月23日

5歳児うみ組 環境と関わる力

いつも遊んでいる園庭ですが、タイヤやバスマット、マルチパーツなどの可動遊具を使うことで、違った環境を作ることができます。

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こちらはタイヤを並べて作った「タイヤパーク」!

とはいえ、ただ保育士がタイヤを並べて置いただけなのですが…

子どもたちは並べられたタイヤを見るなり、さっそく関わり始めました。

まずは上を歩いてみたり、次にボールを持ってきてバスケを始めたり。

周りにマルチパーツなども置いてみると、「あそこに当ててからタイヤに入れたら+5点ね!」と新しいルールもできました。

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空いていたスペースにラインカーで線を引いてみると、興味をもった子が集まってきます。

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保育士が描いた線の上をジャンプで飛び越えたり、その上で鬼ごっこしたり。

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線に沿って三輪車で走る年下の子を手伝う姿もありました。

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バスマットを並べるとそこはお家の中に変身し、靴を脱いでくつろいだり、ごはんを作って並べたり。

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大人が遊び方を提供しなくても、環境できっかけを作ってあげると自然と遊びが始まります。

子どもたちは「これ何?」「何してるの?」と聞いてきますが、保育士は「なんだろうね~」としか答えません。

すると子供たちは自分の頭で、その環境との関わり方を考え始めるのです。

そして大人の想像を超えた遊びを自分たちで作っていきます。

その姿を見ていると、子どもたちが自由に発想できる環境を整えていくことが私たちの仕事なのだと、改めて感じることができます。

このような子どもたちの姿を、ナッジ理論とかアフォーダンス理論とか様々な理論から考察することもできるのですが、まずは目の前にいる子どもたちの楽しそうな笑顔に思いを馳せたいと、いつも思ってしまいます。

今日も子どもたちの生きる力を目の当たりにできた一日でした。