
テラスに行くたびにカナヘビが見つかり、合計3匹。
保育士の手をお散歩しているカナヘビを観察中。
3匹のうち、1匹は尻尾が少し切れています。
子ども「この子、尻尾短いねぇ」
保育士「そうだねぇ、切れちゃったんだね。何でだろう」
子ども「この子の尻尾は長いね。切れてないよ」
保育士「本当だねー」
じっくりと観察していく中で気付くことが色々あるようです。

「カナヘビは何を食べるんだろう?」と保育士が調べてみると…蜘蛛など食べるとのこと。テラスには蜘蛛がいます…!
「カナヘビさん、お腹空いているかなぁ」とご飯を食べる瞬間を観察してみることにしました。(蜘蛛さん、ご協力いただきありがとう)
でも、カナヘビ3兄弟は蜘蛛には気付かないのか、お腹が空いていないのか…近くに行っても食べません。
「食べないねぇ…」
蜘蛛の種類がいけないのでしょうか。
保育士「この蜘蛛は何蜘蛛って言うんだろう。お名前何かな?」
子ども「なんてお名前だろうね。聞いてみようっと。(積み木を電話に見立てて)もしもーし、この蜘蛛のお名前はなんですかね?」
電話している相手は蜘蛛博士でしょうか…。ですが、蜘蛛の名前までは分からず。。カナヘビだけでなく、他の生き物にも関心が広がっていきますね。

カナヘビ3兄弟がびっくりしないように大きな声が出たら、「しー」と言っていたり、無理やり捕まえようとせず、優しく手の平に乗せてあげたり…触らずにそーっと観察したり。
カナヘビ3兄弟も生き物と感じ、大切に思う気持ちが伝わってきました。

ネットの上に乗っていただき、お腹も観察。
お腹の色は何色かな。

園庭で遊んでいる時は捕まえ、終わり…ということが多いですが、今日はお部屋でじっくりじっくり観察することができました。
蜘蛛は食べなかったですが、何を食べるのか知ることができたり、尻尾が短くなっていることに気付いたり…カナヘビと触れ合う中で子どもたちの気付きの声が聞こえてきました。
給食の時間…カナヘビ3兄弟もお腹が空いていたり、お家の人が探しているねと「遊んでくれてありがとう」とみんなで声をかけ、テラスに…。
生き物とのたっぷり触れ合う楽しい時間になりました。