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こあらのコラム~「きのう」~
先日3歳クラスにおじゃました時、
ねえねえ聞いて!!と言わんばかりに
「昨日ディズニーランド行って~お菓子かった~」とか「私も昨日ディズニーランド行った~」など、複数人がお話をもりだくさんしてくれました。その中の一人が、周りの勢いに押されながらもやっとの思いで、「アンパンマンミュージアムにいった。きのう」と、うなずきながら話してくれました。
その日の前日は平日だったため、きっと少し前に行ったことを思い出して話してくれているのだろうなと思いながら、「へぇ~そう。○○行ってきたんだね」と話すと、子どもたちは「それでね○○もした!」とか「お母さんが○○したんだよ」などと楽しかったことをいっぱい話したい様子です。子どもたちと会話のやり取りを楽しませてもらいました。
とても楽しかったので、お迎えの時間に、アンパンマンミュージアムに行った子の保護者にそのやり取りをしたことをお伝えしたところ、「そうなんですよ、まだ全部昨日なんですよね。ずっと前のことも昨日って言うんです。」と教えてくれました。
「きのう」「きょう」「あした」が分かってくるのは、5~6歳頃と言われています。それまで「きのう」「きょう」「あした」という言葉は使いますが、その意味を正確な認識として理解できるのは【中間的世界】をもって系列化できるようになるという発達を獲得してからになります。ちょっと難しい言葉で申し訳ありません。
【中間的世界】というのは、「だんだん大きく」などの「だんだん」が分かるようになること、大でも小でもない中間が分かるようになること、そういうことです。この「だんだん」の認識が5歳ころから出てきて、時系列の認識が獲得されるようになっていきます。
ですから、3歳クラスの子どもたちが先週のことも先月のことも「きのう」と言うのはごく自然のことですね。また、5歳クラスぐらいになると、「○○組の時は□□先生だった」とか「あと〇回寝たら□□行くんだ」などと話す姿が増えてきます。これが、中間的世界の認識が獲得されている証しでもあります。
この保護者の方ともそういったお話しになり、「まだ先なんですね」と話されました。
今はやり取りを十分楽しみながら話すことをおもしろがっていきたい。その先に待っている育ちですので、それまでどんなふうに気付いていくのか、楽しみにしていたいですね。
園庭開放のお知らせ
天沼保育園にて園庭開放を行います。
詳細は以下の通りです。
【日付】9月27日(金)
【時間】10:00~11:00
【場所】天沼保育園 園庭
【対象】未就学児のお子様とその保護者
保育園の園庭で園児と一緒に自由に遊べます。
是非いらしてください。
園庭開放延期のお知らせ
6月21日に園庭開放を予定しておりましたが、当園において手足口病などの感染症が流行している状況があるため、感染拡大防止のために延期とさせていただきたく存じます。
直前の連絡となってしまい大変申し訳ありません。
延期日については改めてブログ等で発信させていただきます。
よろしくお願いいたします。
こあらのコラム~3歳児のスケジュール~
先日園庭で遊んでいた時のエピソード。
1歳児クラスの前に砂場があり、そこで3歳児の女の子が3人で遊んでいました。
食事の時間が近づき1歳の子どもたちが順次クラスに戻っていく様子を見て、
「なんでお部屋に入るの?」と質問してくれました。
「なんでだと思う?」と逆質問をすると、
「ご飯だから?」と。「うん、そうだよ」
保育園の生活をよく分かっているのですね。
「かもめ組(3歳クラス)は、いつ入るの?○○先生が声をかけたら?」と聞くと
「ん-…」(少し考えている様子)
「違うよ。2…12!」「12になったら!」
「12になったら~、片付けして~、入って~、着替えして~、手を洗って~、ご飯食べて~、お昼寝して~、起きて~、おやつ食べて~、遊んで~、そして~お迎えきたら帰る!」
と、その日の流れを話してくれました。
もうすでに見通しがもてているのだなと思いました。
保育士が一つ一つ伝え、指示を受けて子どもが行動するのではなく、子どもたちが自分の力を発揮しながら自分で考え生活することができるよう、そのような環境をつくったり関わったりするようにと心掛けています。
もちろん指示を聞いてもらう経験もときにはあります。
この時は保育士に声をかけられて次の活動に向かうではなく「12になったら」と話してくれたことが、その育ちをたどっているように思えてとてもうれしく思いました。
今後も子どもたちが主体的に生活できるような関わりを大切にしていきたいです。
こあらのコラム~まねっこ、まなび~
2歳クラスの遊びのひとこま。
ままごとコーナーに丸めた粘土を持ってきて、ちゃわんの淵にコンコンとしています。
「何をつくっているの?」と聞くと「たまご!」と。
なかなか割れない卵のようで、テーブルやお鍋でもコンコンとしていました。
「お家でも卵コンコンする?」と聞くと「うん!」
「だれがするの?」「まま!」
よく見ていることが伝わりますね。
こちらも2歳のお友達。
少し前に赤ちゃんが生まれて、毎日お家で保護者のかたがお世話をしている様子を見ていることと思います。
昼寝前の時間になるとこんなふうに人形を抱っこし、手で背中をトントンしてあやしてあげています。
「だれをトントンしてあげているの?」と聞くと、自分の妹の名前を教えてくれました。
周りの大人や大きい子、同じクラスの友達などをまねしながら、なにごとも上手になっていきます。
子どもも大人も初めは“真似”からですよね。
まねっこ遊びは1歳後半ごろからよく見られる遊びです。
周りを見て学び、まねをしながら学び、遊びながら学んでいる様子が伝わります。
真似っこ遊びも大事にしていきたい遊びの一つです。
そして、この2歳児の保護者のかたのように、どんな場面もまねしてもらいたい大人でいられるよう楽しみながら努めてまいりたいです。
園庭開放のお知らせ
天沼保育園にて園庭開放を行います。
詳細は以下の通りです。
【日付】6月21日(金)
【時間】10:00~11:00
【場所】天沼保育園 園庭
【対象】未就学児のお子様とその保護者
保育園の園庭で園児と一緒に自由に遊べます。
是非いらしてください。
こあらのコラム~バスごっこ~
連休が明けて保育が始まると、子どもたちから「おじいちゃんおばあちゃんに会ったよ」とか「○○(観光地)に行ったよ」「お家で遊んだ」などと、休み中のお話しをたくさん聞かせてもらいます。
そんななか、4歳クラスの子どもが「静岡のホテルに行きますよー!」と、クラスにご招待してくれました。聞くと静岡に旅行に行った子がきっかけとなり、バスごっこが始まったそうです。
↑「チケット見せて下さい」「はい」
壁にはバスの車窓から見えるような景色が。これは大人が描いたそうですが、椅子を並べて、ハンドルを作って、「こちらに乗って下さ~い」と子どもたちがイメージを膨らませながら遊んでいます。
事務所やさまざまなクラスに営業に行き、お客様を呼び込んでいます。
↑「天沼中学校までー」「おりまーす」
この遊びがもっと深まるといいなと思い、横の壁にも景色を描いたり子どもと一緒にハンドルも新調したり、チケットも作ってみたりしました。すると二日続けて遊んでいたり昨日とは違うお客様がきたりしています。実は運転手は昨日と違う人です。
他にも「今日はハンドル作っていたね」と言うと「今はブレーキをつくっているよ」などと話す子もいました。
こんなふうに遊びを充実させるために、子どものつぶやきを逃さず受け止め、遊びを深めるためにも保育士はしかけをしたり一緒に遊びながら共にイメージを膨らませたりしています。
遊びの中で子どもたちは言葉のやり取りを盛んに行ったりもっと楽しくなる工夫をしたりするなど、とっても考えている様子です。遊びながら育っていることが感じられるのです。
これからも、どのクラスも遊びを充実させていきたいと考えています。
園庭開放のお知らせ
天沼保育園にて園庭開放を行います。
詳細は以下の通りです。
【日付】5月24日(金)
【時間】10:00~11:00
【場所】天沼保育園 園庭
【対象】未就学児のお子様とその保護者
保育園の園庭で園児と一緒に自由に遊べます。
是非いらしてください。
こあらのコラム~保育士の葛藤~
まずはこの園庭をご覧ください。
雨が降ったわけではありませんが、大きな水たまりがいっぱいですね。
ダイナミックに遊んだ形跡です。
ここ数日急に気温が高くなり水遊びがやりたくなる気持ちもよく分かるのですが、実は4月当初から天沼保育園の園庭はこんな状態でした。
子どもたちの水への興味がとても高いです。
思い切り水を出して遊んでいます。
この遊び、子どもは楽しいのですが保育士は少し葛藤することもあります。
気温が低い日は風邪をひかないかと心配になったり、
水を大量に使っていると、水道代は大丈夫かな?と思ったり、
水道の場所が人気で取り合いになったりしないか?
水がイヤな子にかかってしまうのではないか?など、
遊びを止める理由はいくつもあります。
そんなふうに考え、葛藤するのです。
心が揺れながらも子どもたちの遊びを見守っていると、
「○○さんは友達に水をかけようとしているのではなく、水しぶきや水が土に跳ねている様子を見ているんですよ!」
「水や泥の感覚を思う存分楽しんでいるようです!だからぼく(保育士)も一緒になって遊んでいると、あまり外で遊んでいなかった○○さんも園庭に出てきて今日は一緒に水遊びをしたんですよ!」
「最初は蛇口を上向きにして思いっきり水のトンネルを作っていたんですが、他の子の遊びを邪魔してしまい、相談して水は下向き、ほそーくこれぐらい。って伝えながら遊ぶと30分ぐらいで自分で調節するようになったんですよね!」
このような言葉を保育士から聞くようになりました。
きっと子どものすることには何か意味がある。葛藤はするけれど、そう信じて見守っているのです。
大人も子どもも遊びながら学んでいるのですよね。
まさにそんなエピソードでした。
大人の都合でストップをかけることもできますが、できる限り子どもたちのやってみたいことを叶えてあげられる環境を。
また、その遊びの中から子どもたちの何がどう育つか?しっかり見ていく。
子どもたちを信じて待つ姿勢を、葛藤しながらも大切にしています。
こあらのコラム~新年度1歳児の姿からの気付き~
新年度が始まり3日がたちました。
初めて保護者のかたと別れてすごしている子もいます。
1歳や2歳の子どもに限らず、どの子も知らない場所や知らない人に不安でしかありません。
きっと保護者のかたも心配されていることと思います。
そんな中、1歳クラスの様子。
保護者の方と別れた扉のところで泣いている子が何人かいます。
保護者の方を追っているのですよね。
保育士に抱かれて泣いている子もいます。
はじめは周りを見る余裕がないのですが、ちょっとずつ周りを見るようになり、泣きながらも様子をうかがっていることが伝わってきました。
はじめましてだけど、周りの子たちの様子を見ているのかな。
なんだか気になるものが見つかったのかな。
突然泣き止んで気になるところへ向かい、気になるものを手に取ってみます。
ものを使って遊ぶことができると、自然と泣き止んでいます。
まだ3日目ですが泣き止んで遊ぶ時間もあります。
ものを使って遊ぶことってすごいことなんだなぁと改めて感じました。
「見る」こと、「もので遊ぶ」こと、これらは当然なこと、簡単なことのようにも思いますが、
その育ちが安定につながっていくことなのかもしれない。
そんなふうに1歳児の子どもたちから感じました。
きっと少しずつ保育園の生活を楽しめるようになっていくのではないかなと感じます。
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