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2024年11月18日

こあらのコラム~積み木遊び~

先日、5歳クラスで子どもたちと積み木を積んで遊びました。

私(大人)は規則的に積みたがります。

上の写真は途中から子どもたちが積むようになっていった様子です。

椅子を持って来て限界まで積んでいきました。

 

子どもたちは発想が柔軟で、思わぬ積み方をします。

隣のタワーを見ながら自分たちも同じように積み始めました。

一瞬“この積み方では積みにくくなるのでは?”と思ってしまうのですが、

絶妙なバランス感覚でアーティスティックなものができあがります。

そんな様子です。

 

 

 

また違う日、4歳クラスで積み木遊びの様子を撮影させてもらいました。

5歳クラスからの刺激を受け、4歳クラスでも積み木遊びが盛んになってきています。

長く並べているなと思いのぞいてみると、線路になっていました。

地面の線路ではなく、橋桁になっているあたり、とても美しい建物だなぁとたいへん感心しました。

 

その横で一人黙々と並べている姿。

その場所はちょうど良いくらいの狭さで、自分なりのイメージがある様子。

じっくりお家を作っていました。

 

それぞれに再現しながら遊ぶ様子が私にはとてもアートな活動に感じます。

 

 

 

また違う日、今度は3歳クラス。

ここでも規則的に積んでみると、そのすき間に人形を入れようとする子。

人形が置けるように積んでみると、マンションに見立てていました。

各部屋に人を入れて入居させている様子です。

遊んでいると突然マンションが崩壊してしまい、どうするかな?と思って見ていると、

安心安全なフロアーができていました。

 

 

 

子どもの発想の柔軟なところ、アーティスティックな才能など、いつも感心させられます。

大人の固定観念でその芽をつぶすことがないよう、一緒に楽しみながら、より一層おもしろい発想へとつなげていけたらいいなと思います。

 


2024年11月7日

こあらのコラム~つくって遊ぶ~

少し前から4歳クラスでは空き箱や廃材を使っての制作遊びがとっても盛んです。

子どもたちのイメージが形になっていく様子や、子どもらしい楽しい着眼点をぜひお伝えしたいと思い、その様子をコラムにいたします。

 

まずは、“かわいい”が大好きな女の子たちの様子。

カラフルな被り物や飾りができていました。

 

 

男の子たちは・・・

「○○センセイだよ」と昨年いた職員を表現。

眼鏡をかけていたので、眼鏡もつけて、

ついでにおひげもつけたそうです。(ひげは子どもたちの遊び心です。)

 

 

こちらは、ギターをつくっていました。ゴムが弦のかわり。

これだけでは飽き足らず、

ゴーグルまでつくっていました。

 

こちらでは、ロボットかなぁ?思っていると「○○センセイ!」と、いつもいる職員を表現。

 

 

こちらは、すごろくを表現していました。コマをつくり、ジャンプするところ、ふりだしに戻るなど考えていました。

 

一方でここは、

ラーメン屋さんを開き、

プレゼントづくりまでしていました。

 

 

最後に、「これ見て」と言って見せてくれた手作り絵本。

なんと車のカタログでした。保育者に下絵を描いてもらい塗って綴じてつくったそうです。

 

 

次回は、積み木コーナーの様子をお伝えしたいと考えています。


2024年10月28日

こあらのコラム~あそぼう会(運動会)~

10月19日(土)、運動会を行いました。天沼保育園では、運動会を「あそぼう会」と呼んでいます。これは、公立天沼保育園時代から引き継いだものですが、その意図に私たちも共感し、運動会ではなく、あそぼう会として位置づけております。

子どもたちが「楽しかった」「もっと遊びたい!」と思えるように、観客に見せる発表の場というものではなく、日々の暮らしの中にあるものとして、日々の様子を見てもらう場と考えています。些細な差かもしれませんが、見せるために取り組んでいくと、子どもも大人もプレッシャーになりがちで、楽しむということが難しくなります。しかし、日々の暮らしを大切にしていると、子どもたちは自然と「頑張っているところを見てほしい」と考えるようになるようです。きっと自分を認めてほしいのではないかな?と思っています。

私たちのそんな思いを感じているのか?ねらいの通り、子どもたちも保護者のみな様ものびのびとしていて、和やかな雰囲気の中であそぼう会がすすんでいったように感じました。

発表の場ではないとはいえ、いつもとは違う環境でもある当日。たくさんのお客さんの前で、時には保護者席へ向かい、そこから様子を見て、安心できるとまた活動の輪の中に戻ってくるという様子もありました。私たちは“見る参加”も非常に大切にしています。もちろん実際に参加できることも素敵なこと。子どもそれぞれに、自分のタイミングがあります。無理して「もうやりたくない」と思うような行事にはしたくない。そんな思いを保護者のみな様もご理解いただいていたように感じています。きっと不安な気持ちだったり、心配だったりしたことと思います。

保護者のみな様には、ご理解ご協力たいへん感謝しています。

子どもたちも、めいっぱい楽しんでくれて本当に良かった。

あそぼう会の中でのエピソードをご紹介します。

5歳クラスの保護者競技で、デカパン競争と二人三脚を行いました。

5歳クラスに姉がいる3歳クラスのお友達。競技を見て、あいているスペースで保護者の方と、見立て二人三脚をしていました。もちろん足はつながっていません。二人で足をくっつけたつもりになって「1、2、1、2」と言いながら二人三脚ごっこを楽しんでいました。「まねぶだな」と思いました。真似して学ぶ。こんな雰囲気がとっても素敵で、ほっこりした気持ちにしてもらいました。


2024年10月25日

園庭開放のお知らせ

天沼保育園にて園庭開放を行います。

詳細は以下の通りです。

 

【日付】11月8,22日(金)

【時間】10:00~11:00

【場所】天沼保育園 園庭

【対象】未就学児のお子様とその保護者

 

保育園の園庭で園児と一緒に自由に遊べます。

是非いらしてください。


2024年10月4日

こあらのコラム~1歳児 再現遊び~

こちらは、1歳児クラスのままごとコーナーです。

その横には押し入れがあり、扉を取っていて、下段はこんなふうなスペースになっ

ています。

 

ある日、ままごとで見立てた食事を食べる真似をして遊んでいると、「食べたらネンネ」とつぶやきながら、押し入れの下段に。

敷き用の布団マットなのですが、この子たちは布団に見立てて、自ら入って横になっていました。

なんともかわいい再現遊び。

 

保育園での生活は、食事の後、自分の布団に入り昼寝をするという流れです。

園生活半年が経ち、ずいぶん生活リズムが分かってきて、1歳児も自ら布団に入って眠ることができるようになっています。

 

「食べたらネンネ」は、普段保育者が言い聞かせているわけではないのですが、子どもたちがそんなふうにつぶやく姿に、生活リズムが定着しているのだなと、うれしく思いました。

 

この1歳の子どもたちにとっては、生活自体が遊びなのかもしれません。

“私たちを見て”というような表情です。

きっと“私たち食べたらネンネ知っているよ”と言っているのではないかなと思いました。

その隣では、おもちゃを友達の服の上部に入れ「お熱ピッピ」とつぶやく子。

されるままに受け入れる子。

体温測定の再現遊びでした。

普段の生活をよく見ているのだなと感じるシーンです。

 

再現遊び、子どもたちと楽しんでいきたいです。


2024年9月30日

園庭開放のお知らせ

天沼保育園にて園庭開放を行います。

詳細は以下の通りです。

 

【日付】10月25日(金)

【時間】10:00~11:00

【場所】天沼保育園 園庭

【対象】未就学児のお子様とその保護者

 

保育園の園庭で園児と一緒に自由に遊べます。

是非いらしてください。


2024年9月19日

園庭開放のお知らせ(再掲)

天沼保育園にて園庭開放を行います。

詳細は以下の通りです。

 

【日付】9月27日(金)

【時間】10:00~11:00

【場所】天沼保育園 園庭

【対象】未就学児のお子様とその保護者

 

保育園の園庭で園児と一緒に自由に遊べます。

是非いらしてください。


2024年9月18日

こあらのコラム~自由と一斉と~

先日の9月2日、緊急時引き渡し訓練という、避難訓練を行いました。

地震などの災害はいつ起こるか分かりませんから、毎月園内で避難訓練を行っています。

今月は保護者の方にもご協力していただき、災害時にお子様をしっかり保護者の方に受け渡すことができるようにという訓練でした。

 

普段の保育では、子どもの主体性を大事にと考え、自由な環境の中で遊びを見つけ、自分で生活をすすめていけるように、そんな暮らし方を意識しています。

私たち大人は一斉保育と言って、みんなで決められたことをする、そんな保育や学習を受けて育ってきた人が多いので、自由な中で本当に子どもたちは育つのか?話が聞ける子になるのか?わがままにならないのか?そういった不安な気持ちになりやすいです。

しかし、普段はとても自由に気持ちを出している子どもたちですが、いざ避難訓練となると、その様子を察知して、ちゃんと大人の周辺に集まるのです。この時ばかりは「いや!」と言ったり、違うところに行ったりすることなく、1歳の子から年長クラスの子まで、ほとんどの子が静かに集まって話しを聞くことができています。大人が必死で走り回ったり大声で叫んだりして集合をかけなくても集まって座っているのです。

この姿を見ると、“ちゃんと分かっているんだな”と考えさせられます。

普段、全く一斉保育がないわけではありません。場合によっては避難訓練の時のように、一斉に活動することもあります。その時にしっかり話しが聞けるよう、普段の保育では子どもの話しに耳を傾ける。安心して気持ちを表現できるように関係を築いていく。そして、“きっと子どもたちは分かる(分かっている、分かるようになる)”と信じて関わっていく。

まずは大人がそんなふうに考えて保育をしていきたい、大事な時は話しがちゃんと聞ける子どもたちの育ちをそのような経験から保障していきたい、避難訓練の様子から改めて考えました。


2024年8月23日

こあらのコラム~経験を大切に~

先日、保護者の方とクラスの担任とで面談をしたなかでのお話を、許可を得てコラムにさせていただいております。

その保護者のお子様の一人はちょうど最近でんぐり返しが気に入っている時期。

お家でよくやっているそうです。

でんぐり返り、始めました。 | ひめ畑

保育園ではまだ見られていないのですが、

成長発達としては、1歳半ごろまたのぞき遊びが楽しくなり、

また覗きをして遊ぶ赤ちゃん】の画像素材(31763389) | イラスト ...

2歳半頃~3歳頃にでんぐり返しが楽しくなってくると言われます。

もちろん個人差はあります。

 

発達の臨界期というものがあります。それは、育ちやすいと言われる時期のことです。

運動は0歳から4歳頃がその時期と言われています。

その時期を楽しんでいると、その後成長してからもコツをつかみやすく、技能の上達が早いとされています。

運動以外にも言葉や音楽など様々な成長発達があり、それぞれにその時期があります。

 

面談の中で、この時期に合った遊びを十分楽しむことが大事なのだと感じるという話しになりました。

というのも、その保護者の方は教育現場でのお仕事をされており、小学生で始めようとするともう怖いという思いの方が勝ってしまい、なかなか難しくなるということを実感しているそうなのです。

コロナ渦でさまざまな制限がある生活をしてきたので、小学校でもそれ以前に比べ経験が不足していたところもあるそうです。経験がない分、怖いと感じている子どもがすごく多くなっていると話されました。

保育園では、発達を学びその時期を十分楽しめるような環境づくりをと、できる限り心掛けています。

そのことが子どもの育ちの保障になるようにと考えています。

さまざまな実体験を大切にしていきたい、その思いを保護者の方と共有できた、良い機会になりました。

 

その後そのクラスでは、子どもにでんぐり返しを教えるではなく、まず大人がやってみせよう!と、ホール遊びの際、保育者が率先してでんぐり返しをしてみたそうです。すると興味をもつ子がいたり、「がんばれー」と応援する子がいたりと、おもしろがっていたそうです。

 

楽しむこと、さまざまな経験を大事にすること、これからも大切にしようと思います。

 

 


2024年8月1日

こあらのコラム~4歳「だって大好きなんだもん」~

先日4歳のクラスで遊んでいると、ちょっとしたトラブルが起こり、そしてしばらくするとまた元に戻って遊ぶ姿がありました。

4歳頃になると友達とのつながりが深まり、人と遊ぶことがおもしろくなってきます。しかし、まだ仲良く遊ぶことは難しい。時々気持ちがぶつかり合って言い合いなどのケンカになることも見られます。言葉で自分の気持ちを伝えることは、大人が思っているよりハードルが高い様子です。

一緒に遊ぶためには、何を一緒に遊ぶか相手に伝えなければいけないし、イメージを共有して役割を分担することが大切ですね。子どものケンカは、イメージの共有の失敗であったりルールが守れなかったときだったりします。

それまでは物や場所の取り合いがケンカの主な内容ですが、幼児になると人間関係のケンカになります。これは、人間関係の練習でするケンカです。ですから、問題解決能力を育むためにも、良い悪いという裁判をするのではなく、気持ちを言語化し、相手の気持ちを理解し、折り合いをつける練習が必要です。そんな援助を大人が見せていくようにと心掛けています。

ただ、どんなに激しいケンカをしてもまた平気で遊ぶのが子どもたちの得意とするところ。これは本当に尊敬するところです。

 

話しは戻って、4歳クラスでのトラブルの後、遊んでいる子どもたちに「さっきはケンカしていたのに、なんで一緒に遊んでいるの?」と、あえて質問してみました。すると思いがけず「だって、お腹の中からハートが飛び出すぐらいAくんのことが好きだから」という返事がきました。聞いた側がうれしくて感動してしまいました。そしてAくんに「Aくんは?」と質問すると、すごく照れながら「僕もBくんが大好き」と話してくれました。とってもホッコリさせてもらいました。

余談ですが、この後またちょっとしたケンカが起こったのですが、それでもまた遊ぶ二人。

本当は大好き、でも仲良く遊ぶのはちょっと難しい。大好きだからこそケンカにもなってしまう。そんな様子が伝わるエピソードでした。

 

とても素敵なやり取りがあったのでご紹介させていただきました。


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