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こあらのコラム~おもしろがっていきたい~
先日3歳クラスの子どもが「○○せんせい、あいしてる」とつぶやいてくれました。
何気ない遊びの中でそのような言葉を使うことに少し驚かされましたが、とってもうれしかったです。
担任保育士にそのエピソードを伝えると、最近(年度末になって)クラスの中でも「○○先生、△△組になっても愛しているからね」とつぶやくことがある。と話してくれました。
「なんで愛しているって言葉を知っているの?」と聞くと、「わかんなーい」と答えます。
子どもの表現にかわいらしく思えました。
こんなふうに、子どもは大人が想像しないような発想や行動をすることがありますよね。
時にはカオスなこともあります。
私たちは、この子どもが起こすカオスをおもしろがっていきたい、おもしろがれる大人でいたいと思っています。
なぜなら、私たちも子ども時代を振り返ると大変カオスなことをしながら育ってきたと思いますし、そういうことがとても幸せなことだったと思うからです。
厳しい環境下では子どもはカオスを起こす余地がないように思いませんか?
年度末に差し迫ってきたこの時期も、新しい一年も子どもたちと日々の暮らしを楽しみながら共に育っていきたいです。
こあらのコラム~卒園を迎えて~
本日は【卒園お祝い会】を執り行いました。
大きくなった年長児に胸が熱くなる思いです。
卒園を迎えた子どもたちを見ると、少し前のエピソードを思い出します。
いす取りゲームやハンカチ落としをしていました。
4歳児クラスもよく、爆弾ゲームと言って中あてドッジボールなどみんなでゲームをすることがあります。
4歳ぐらいになってくるとそういった集団遊び、ルールのある遊びを友達と楽しむようになっていきます。
しかし、こういう遊びは勝ち負けがありますから、勝てるともちろん嬉しいし、負けた時はとても悔しいですよね。
初めは負けて悔しくて泣いたり、「やりたくない」と言うこともあります。
いつぐらいからか、そういう気持ちも乗り越え、悔しいけどみんなと遊ぶ方がもっと楽しい!と思えるようになってきます。
それまでの過程では「悔しかったよね」と、しっかり気持ちを受け止めることを繰り返します。
そういった経験を十分味わうと自分で気持ちを立て直すかのように、「次頑張ればいいんだよ」などというアドバイスを待たずして子どもたちは気持ちが良いほど成長していきます。
この時も悔し泣きする子もいれば、悔しそうにはするけれど切り替えている子もいました。
そこで「なんで泣かないの?」と、たずねてみたのです。
すると「悔しかったけど次また頑張ろうと思った」と話してくれました。
“○○だけど△△する”これは、5~6歳頃の内面的思考と言います。
まさに内面的思考ができているのだなぁと、その育ちを非常に嬉しく思いました。
大人でも気持ちの切り替えは難しい時ありませんか?
子ども同士での遊びの中で、うれしさも悔しさも楽しさもめいっぱい味わって大きくなっていくことは、きっと人生の土台になっていくように思っています。
今日も卒園お祝い会で得意なことの披露をしましたが、始まる前は「うまくいくかな?」と緊張感。
「緊張するけど頑張ってみる」と言う子どもたち。
とても頼もしく映りました。
保護者、職員共に子どもたちの育ちを喜んだお祝い会となりました。
園庭開放のお知らせ
天沼保育園にて園庭開放を行います。
詳細は以下の通りです。
【日付】3月15日(金)
【時間】10:00~11:00
【場所】天沼保育園 園庭
【対象】未就学児のお子様とその保護者
保育園の園庭で園児と一緒に自由に遊べます。
是非いらしてください。
こあらのコラム~公開保育研修~
先月、講師をお招きして公開保育研修を行いました。
保育環境や子どもへの関わりなど、さまざまアドバイスを受け、私たち職員も自分を振り返りながら研修を受けました。
「お菓子のお家、なんとも不思議でおもしろい発想ですね」と言ってもらったり、
アドバイスを受けたりして、さっそく環境を変えてみるクラスもあります。
天がいをつけました。
保育室はだだっ広い環境だと、子どもたちは走り回りたくなります。
そのため棚などでコーナー分けをしてみているのですが、床の広さだけではなく、高さも子どもにとっては広すぎる。
最初の写真の奥は押し入れの下の部分です。このような狭い空間がとても落ち着く環境ということは、大人もなんとなく分かる気がしませんか?
しかし、天がいという発想は教えてもらって初めて気が付きました。
確かに大人もなんとなく落ち着きます。
また、話し合いの場では「車座になって話し合いませんか?」というアドバイスをいただきました。
さっそくそんな景色です。
写真からもどことなく秘密の会議をしているような楽しそうな雰囲気、なんだかこの輪の中に入りたくなるような様子に見えませんか?
何より子どもと大人の距離が近いです。対話が生まれやすいですね。
とても些細なことのようにも感じますが、小さなことの積み重ねが大きな変化になるものと感じています。
この他のクラスも「できることからはじめよう」をキーワードに、研修を保育にいかしています。
園庭開放中止のお知らせ
本日2/22は天沼保育園園庭開放の予定でしたが、天候不良のため中止とさせていただきます。
次回は3月となりますので、日程は改めてブログ等で発信させていただきます。
よろしくお願いいたします。
こあらのコラム~保護者のかたから教わったこと~
先日1歳クラスAさんの保護者と、Aさんの睡眠についてお話しをしたことを、お許しいただきコラムにしております。
Aさんが夜なかなか寝付かないことをご相談いただきました。
保育園でのお昼寝も、Aさんはすぐ眠るというよりは自分のタイミングがあるように感じておりました。
園での様子や保育士の関わり方をお伝えすると、「家ではどうしたらいいですか?」とご質問。
聞くと、早く寝かしつけをしなければいけないと思い、時間が遅くなると困ってしまっていたとのこと。
どんなに遅くなってもある程度の時間では寝ます。
もちろんもっと早く眠れると良いのだとは思うけれど、なかなか寝ない我が子に悩んでいたと話されます。
大人は「人それぞれ」と思えるのに、子どもには良いとされる時間がなぜか決まっているような、常識と言われるような、そんな部分がありますよね。
真面目な人ほどそれを守らなければならないと頑張るのだけど、それに当てはまらない時は、どこか不安になる。
これは寝ることだけでなく、食べることや体を動かすこと、ルールを守ること、話しを聞くことなど、さまざまな場面で子育て中に悩まれる方が多いのではないでしょうか?
実は保育士もとても悩みます。「これでいいのかな?」と考える毎日です。なので、保護者の方のこういったお悩みに大変共感しております。
Aさんの保護者の方とお話しをする中で、眠る時間が遅くなることで困ることが今のところそれほどないということに気付き、だったら「ま、いいか、Aさんのタイミングで寝るでしょう」と思ってもいいのかもしれない、という話になっていきました。
保育園でも、ちゃんと睡眠時間の生活リズムがつくようにと思っていた時期がありました。そう思えば思うほどAさんはどこか居心地が悪いようなところがあったように思います。
お話した翌日、夜はどうだったかお伺いしたところ、
昨夜は、「お母さんは先に寝てるから、眠くなったらおいで」と言って見守ってみたそうです。するとしばらく好きなもので遊んだ後、Aさんが自分で布団に入ってきたそうです。そしてスッと眠ったのだそうです。
そんな話しをお迎えの時間に話してくださり、「Aちゃん、自分で決められるんだよねぇ」とAさんに語りかけるお母様を見て、私たちも大きな学びをさせてもらった気持ちになりました。
雪遊び
昨夜から降り続いた雪で、本日の園庭はこのような世界になっていました。
子どもたちどう遊びかなぁ?と待ち受ける私たちもドキドキ。
さっそく「雪遊びしよう」と外に出ていました。
雪合戦に雪だるまづくり、スケートごっこなど楽しんでいましたよ。
朝、入り口に雪だるまを作ったのですが、、、
「雪だるまの横に小さい雪だるま作ったよ~」と声を掛けてくれる女の子がいて見に行くとかわいい雪だるまがいました。
自分も作ってみようと思ったのですね。
「雪っておもしろいね~」なんてつぶやきも聞こえてきましたよ。
こあらのコラム~見通しをもって~
先日5歳クラスのAさんが帰りぎわ事務所をのぞいて「明日はねー、台ふき(当番)と、人数調べ(当番)と、習い事があるの!」と、大人に教えて帰っていく姿がありました。
明日の忙しい予定を報告してくれて、「大忙しだね」と言うと、「そうなんだよねぇ」と、まるで大人同士で会話をしているかのように、忙しくてちょっと困っちゃう、でも何だかうれしそうな表情、そんな雰囲気のやり取りがありました。
よくある風景、何気ない一コマのように感じるかもしれませんね。
何を伝えたいかと申しますと、
このやり取りの中で、Aさんは明日の見通しをもっている事が伝わります。子どもが主体性をもって生活をすすめていけるためには、この「(子ども自身が)見通しをもって生活すること」が、とても重要だと考えています。
明日は何をするか分からない、大人が決めてしまう、そんな毎日ではなかなか見通しが立ちにくいですよね。
見通しがもてるから安心できる、気持ちが切り替えられる、これは子どもも大人も同じだと思います。
Aさんだけでなく、5歳クラスの子どもたちは、その日の予定をよく知っています。
見通しがもてるために、幼児クラスでは1日の流れを見える化しています。
子どもたちと相談して、次の日の流れを作ることもあります。
これって小学生にとっての時間割に似ていませんか?
保育園は小学校の練習場ではございませんが、それを見れば何をするか分かる、自分たちで生活をすすめていく事ができる。
こういう経験が子どもたちの育ちの支えになってくれるものと信じています。
園庭開放のお知らせ
天沼保育園にて園庭開放を行います。
詳細は以下の通りです。
【日付】2月9日(金),22日(木)
【時間】10:00~11:00
【場所】天沼保育園 園庭
【対象】未就学児のお子様とその保護者
保育園の園庭で園児と一緒に自由に遊べます。
是非いらしてください。
こあらのコラム~新年子ども会で見た子どもの主体性~
子育てや保育の中で「子どもの主体性を育みましょう」などと聞いたことがありますか?
主体性とは、「自分で考え、自分で決めて、責任をもって行動すること」です。
天沼保育園でも、保育の中でとても重要視しています。
写真は9日に行った新年子ども会です。
子どもたち、よく見て聞いていますね。
これは“ちゃんと座って聞くこと!”と、あらかじめ伝えて座っているのではなく、自然とそうなっていた姿です。
全クラス一堂に会して集まったのは今年度初めてでした。
各クラス、特に幼児(3~5歳)のクラスでは、クラスの中で集まって、話を聞いたり相談したりすることは日常的に行っています。
4月から比べると、少しずつみんなが話し合いの中に参加するようになってきました。
この間、無理に集めるようなことはしませんでした。
子どもの主体性に働きかけるよう、時間をかけ、自由も尊重しながら、聞いてみたいと子ども自身が思えるように心掛けてきました。
つまり、“集まって話が聞けるように”してきたのではなく、“子どもたちの主体性を大切にしよう”としてきた結果、こんなふうに育ってきたということです。
新年子ども会での子どもたちの様子を見ていると、子どもたち自身が主体性をもって参加しているように感じました。
何気ない姿かもしれませんが、職員たちは育ちを感じほっこりしていました。
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