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2024年1月9日

こあらのコラム~子どものイメージの世界~

先日、子どもたちの遊びにおじゃまして撮らせていただいたものをご紹介いたします。

 

まず、これは4歳いるか組の積み木コーナーです。

なにやら囲われている中に動物や木、人が入っています。

「これはなぁに?」と聞くと、「すいぞくかん!」と言っていました。

並んでイルカショーを見ているそうです。確かにちゃんと座っています。

手前の人は調教師でエサを持っているそうです。

「イルカはどんな技をするの?」と聞いてみると「ジャンプとか!」と。

積み木とラQを組み合わせてうまく表現していました。

お隣りは動物園。

動物園と水族館がくっついている施設なのだそうです。

「こんなところがあるのかな?行ったことあるの?」と聞くと

「ないよ。かってにかんがえてつくった!」と話してくれました。

とても創造的で楽しさが伝わってくるエピソードでした。

 

 

また、これは違う日の園庭です。

なにかお部屋ができていて、大きい子も小さい子も入って遊んでいました。

上の方から下の方へ縄が複数つながれています。

これは最初、小さい子が間違えて持っていかないようにとつなげていたそうですが、やがて少しずつ小さな子も受け入れていき

遊びに変わっていったそうです。

ビールケースの隙間にお皿がたくさん並んでいます。

「これはなぁに?」と聞くと、「チンしてるの」と。

電子レンジなのだそうです。

最初はお家を作っていたそうですが、お店屋さんへと展開していきました。

 

 

子どもにとって遊びは実に生産的で創造的だなと毎日感じています。

大人にとって遊びは休息だったりストレス発散だったりすると思いますが、

(ストレスが解消され次の生産的な活動につながることもありますが)、

子どもの遊びは直接生産性や直接創造性をもっています。

「イメージを広げながら遊んでいます」とよくお伝えすることがありますが、

子どものイメージを大切にし、

一緒におもしろがりながら

もっと発想を楽しんだり作る楽しさをもっと感じたりすることができるように、

そして体も頭も使って遊ぶ。

そんな保育ができたらと日々考えています。