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2024年1月29日
こあらのコラム~見通しをもって~
先日5歳クラスのAさんが帰りぎわ事務所をのぞいて「明日はねー、台ふき(当番)と、人数調べ(当番)と、習い事があるの!」と、大人に教えて帰っていく姿がありました。
明日の忙しい予定を報告してくれて、「大忙しだね」と言うと、「そうなんだよねぇ」と、まるで大人同士で会話をしているかのように、忙しくてちょっと困っちゃう、でも何だかうれしそうな表情、そんな雰囲気のやり取りがありました。
よくある風景、何気ない一コマのように感じるかもしれませんね。
何を伝えたいかと申しますと、
このやり取りの中で、Aさんは明日の見通しをもっている事が伝わります。子どもが主体性をもって生活をすすめていけるためには、この「(子ども自身が)見通しをもって生活すること」が、とても重要だと考えています。
明日は何をするか分からない、大人が決めてしまう、そんな毎日ではなかなか見通しが立ちにくいですよね。
見通しがもてるから安心できる、気持ちが切り替えられる、これは子どもも大人も同じだと思います。
Aさんだけでなく、5歳クラスの子どもたちは、その日の予定をよく知っています。
見通しがもてるために、幼児クラスでは1日の流れを見える化しています。
子どもたちと相談して、次の日の流れを作ることもあります。
これって小学生にとっての時間割に似ていませんか?
保育園は小学校の練習場ではございませんが、それを見れば何をするか分かる、自分たちで生活をすすめていく事ができる。
こういう経験が子どもたちの育ちの支えになってくれるものと信じています。