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2024年2月8日

こあらのコラム~保護者のかたから教わったこと~

先日1歳クラスAさんの保護者と、Aさんの睡眠についてお話しをしたことを、お許しいただきコラムにしております。

 

Aさんが夜なかなか寝付かないことをご相談いただきました。

保育園でのお昼寝も、Aさんはすぐ眠るというよりは自分のタイミングがあるように感じておりました。

園での様子や保育士の関わり方をお伝えすると、「家ではどうしたらいいですか?」とご質問。

聞くと、早く寝かしつけをしなければいけないと思い、時間が遅くなると困ってしまっていたとのこと。

どんなに遅くなってもある程度の時間では寝ます。

もちろんもっと早く眠れると良いのだとは思うけれど、なかなか寝ない我が子に悩んでいたと話されます。

大人は「人それぞれ」と思えるのに、子どもには良いとされる時間がなぜか決まっているような、常識と言われるような、そんな部分がありますよね。

真面目な人ほどそれを守らなければならないと頑張るのだけど、それに当てはまらない時は、どこか不安になる。

これは寝ることだけでなく、食べることや体を動かすこと、ルールを守ること、話しを聞くことなど、さまざまな場面で子育て中に悩まれる方が多いのではないでしょうか?

実は保育士もとても悩みます。「これでいいのかな?」と考える毎日です。なので、保護者の方のこういったお悩みに大変共感しております。

 

Aさんの保護者の方とお話しをする中で、眠る時間が遅くなることで困ることが今のところそれほどないということに気付き、だったら「ま、いいか、Aさんのタイミングで寝るでしょう」と思ってもいいのかもしれない、という話になっていきました。

保育園でも、ちゃんと睡眠時間の生活リズムがつくようにと思っていた時期がありました。そう思えば思うほどAさんはどこか居心地が悪いようなところがあったように思います。

 

お話した翌日、夜はどうだったかお伺いしたところ、

昨夜は、「お母さんは先に寝てるから、眠くなったらおいで」と言って見守ってみたそうです。するとしばらく好きなもので遊んだ後、Aさんが自分で布団に入ってきたそうです。そしてスッと眠ったのだそうです。

そんな話しをお迎えの時間に話してくださり、「Aちゃん、自分で決められるんだよねぇ」とAさんに語りかけるお母様を見て、私たちも大きな学びをさせてもらった気持ちになりました。