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2024年3月8日

こあらのコラム~卒園を迎えて~

本日は【卒園お祝い会】を執り行いました。

大きくなった年長児に胸が熱くなる思いです。

 

卒園を迎えた子どもたちを見ると、少し前のエピソードを思い出します。

いす取りゲームやハンカチ落としをしていました。

椅子取りゲームのイラスト | かわいいフリー素材集 いらすとや

4歳児クラスもよく、爆弾ゲームと言って中あてドッジボールなどみんなでゲームをすることがあります。

4歳ぐらいになってくるとそういった集団遊び、ルールのある遊びを友達と楽しむようになっていきます。

しかし、こういう遊びは勝ち負けがありますから、勝てるともちろん嬉しいし、負けた時はとても悔しいですよね。

初めは負けて悔しくて泣いたり、「やりたくない」と言うこともあります。

いつぐらいからか、そういう気持ちも乗り越え、悔しいけどみんなと遊ぶ方がもっと楽しい!と思えるようになってきます。

それまでの過程では「悔しかったよね」と、しっかり気持ちを受け止めることを繰り返します。

そういった経験を十分味わうと自分で気持ちを立て直すかのように、「次頑張ればいいんだよ」などというアドバイスを待たずして子どもたちは気持ちが良いほど成長していきます。

 

この時も悔し泣きする子もいれば、悔しそうにはするけれど切り替えている子もいました。

そこで「なんで泣かないの?」と、たずねてみたのです。

すると「悔しかったけど次また頑張ろうと思った」と話してくれました。

“○○だけど△△する”これは、5~6歳頃の内面的思考と言います。

まさに内面的思考ができているのだなぁと、その育ちを非常に嬉しく思いました。

大人でも気持ちの切り替えは難しい時ありませんか?

子ども同士での遊びの中で、うれしさも悔しさも楽しさもめいっぱい味わって大きくなっていくことは、きっと人生の土台になっていくように思っています。

 

今日も卒園お祝い会で得意なことの披露をしましたが、始まる前は「うまくいくかな?」と緊張感。

「緊張するけど頑張ってみる」と言う子どもたち。

とても頼もしく映りました。

保護者、職員共に子どもたちの育ちを喜んだお祝い会となりました。