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2024年6月4日

こあらのコラム~3歳児のスケジュール~

先日園庭で遊んでいた時のエピソード。

1歳児クラスの前に砂場があり、そこで3歳児の女の子が3人で遊んでいました。

食事の時間が近づき1歳の子どもたちが順次クラスに戻っていく様子を見て、

「なんでお部屋に入るの?」と質問してくれました。

「なんでだと思う?」と逆質問をすると、

「ご飯だから?」と。「うん、そうだよ」

保育園の生活をよく分かっているのですね。

「かもめ組(3歳クラス)は、いつ入るの?○○先生が声をかけたら?」と聞くと

「ん-…」(少し考えている様子)

「違うよ。2…12!」「12になったら!」

「12になったら~、片付けして~、入って~、着替えして~、手を洗って~、ご飯食べて~、お昼寝して~、起きて~、おやつ食べて~、遊んで~、そして~お迎えきたら帰る!」

と、その日の流れを話してくれました。

もうすでに見通しがもてているのだなと思いました。

 

保育士が一つ一つ伝え、指示を受けて子どもが行動するのではなく、子どもたちが自分の力を発揮しながら自分で考え生活することができるよう、そのような環境をつくったり関わったりするようにと心掛けています。

もちろん指示を聞いてもらう経験もときにはあります。

この時は保育士に声をかけられて次の活動に向かうではなく「12になったら」と話してくれたことが、その育ちをたどっているように思えてとてもうれしく思いました。

今後も子どもたちが主体的に生活できるような関わりを大切にしていきたいです。