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こあらのコラム~あそぼう会(運動会)~
10月19日(土)、運動会を行いました。天沼保育園では、運動会を「あそぼう会」と呼んでいます。これは、公立天沼保育園時代から引き継いだものですが、その意図に私たちも共感し、運動会ではなく、あそぼう会として位置づけております。
子どもたちが「楽しかった」「もっと遊びたい!」と思えるように、観客に見せる発表の場というものではなく、日々の暮らしの中にあるものとして、日々の様子を見てもらう場と考えています。些細な差かもしれませんが、見せるために取り組んでいくと、子どもも大人もプレッシャーになりがちで、楽しむということが難しくなります。しかし、日々の暮らしを大切にしていると、子どもたちは自然と「頑張っているところを見てほしい」と考えるようになるようです。きっと自分を認めてほしいのではないかな?と思っています。
私たちのそんな思いを感じているのか?ねらいの通り、子どもたちも保護者のみな様ものびのびとしていて、和やかな雰囲気の中であそぼう会がすすんでいったように感じました。
発表の場ではないとはいえ、いつもとは違う環境でもある当日。たくさんのお客さんの前で、時には保護者席へ向かい、そこから様子を見て、安心できるとまた活動の輪の中に戻ってくるという様子もありました。私たちは“見る参加”も非常に大切にしています。もちろん実際に参加できることも素敵なこと。子どもそれぞれに、自分のタイミングがあります。無理して「もうやりたくない」と思うような行事にはしたくない。そんな思いを保護者のみな様もご理解いただいていたように感じています。きっと不安な気持ちだったり、心配だったりしたことと思います。
保護者のみな様には、ご理解ご協力たいへん感謝しています。
子どもたちも、めいっぱい楽しんでくれて本当に良かった。
あそぼう会の中でのエピソードをご紹介します。
5歳クラスの保護者競技で、デカパン競争と二人三脚を行いました。
5歳クラスに姉がいる3歳クラスのお友達。競技を見て、あいているスペースで保護者の方と、見立て二人三脚をしていました。もちろん足はつながっていません。二人で足をくっつけたつもりになって「1、2、1、2」と言いながら二人三脚ごっこを楽しんでいました。「まねぶだな」と思いました。真似して学ぶ。こんな雰囲気がとっても素敵で、ほっこりした気持ちにしてもらいました。