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こあらのコラム~慣れ保育~
新年度が始まって3週目。
新入園の子どもたちも少しずつ園生活に慣れてきているように思います。
1歳クラスでは15名が「はじめまして」と、スタートした4月1日。初めて保護者の方と離れて長時間過ごした子もいたのではないでしょうか。不安でいっぱいだったことと思います。
大人も初めての環境では不安や心配な気持ちになりますよね。
ひと昔前はこの時期「慣らし保育」と呼んでいました。
今は「慣れ保育」と言っています。
なぜそう変わったのかと言うと、字義通り「慣らし」は大人が主導で、“早く慣れさせる”ということが求められている印象がありませんか?一方で子どもの主体性を大切にすることを根本にすると「慣れ保育」となります。子どもにとって、ということです。
実際この2週間“子どもたちにとって”をまんなかにすえ、保護者の方と保育者たちで、子どもたちに無理なく少しずつ保育時間をのばしていけたかなと思います。
まだまだ保護者の方との別れ際は寂しい気持ちになることもありますが、毎日見る保育者の顔を覚えてきて、時々見る人と担任との差も子どもたちの様子から感じ取れるようになっています。“この人がいい”という言葉なきメッセージが子どもの仕草から伝わってくるのです。
毎日の生活が少しずつ習慣化されてきて、担任との間に愛着関係が築かれてきているのだと、嬉しく思っています。
とある記事に「3日3週間3か月」という言葉がかかれていました。継続の習慣についてでした。
その記事は主に新入職員についての内容でしたが、3日で継続力、3週間で習慣化、3か月では結果が出るとのこと。
これを子どもたちに置き換えると、確かに3日目には少しだけ様子が変化し、3週間ぐらいすると少し見通しなんかもついてきているような様子が垣間見られます。
3か月ぐらいすると、泣きの姿もほとんど減っていることが毎年の様子だったりもします。
4月5月6月と、どんどん様子が変わっていく子どもたちの姿をしっかり捉えながら、子どもたちにとって楽しい生活の場になるように、保護者のみな様と共に力を合わせていけたらなと思います。
よろしくお願いします。