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5歳児うみ組 上手くいかないときこそ。
朝早くから水遊びを始めたのですが、すぐに暑さ指数が31℃を越えてしまったので、不完全燃焼なうみ組のみんな。
部屋で遊んでいると「ホールに行きたい!」とのことだったので、ホールで何して遊ぶか、話し合いが始まりました。
様々な意見があるなか、多数決やジャンケンなどを行いながら、①ドッジボール②リレー③バナナ鬼に決まりました。「30分あるから、10分ずつ3つのゲームをするのはどう?」と保育士が提案すると「それいいね!」とのことだったので、行きたい子はホールに移動。
しかしいざホールに行くと、舞い上がる気持ちが抑えきれず、なかなかゲームを始められない…。
走ったり言い合いをしているうちに、初めの10分が過ぎてしまいました。
このように上手くいかなかったときこそ、保育の出発点ですね。
子どもたちを集めて問いかけてみました。
「10分過ぎてしまったので、一つ目のゲームをする時間は無くなってしまいました。時間はあと20分あります。みんなはどうやって過ごしますか?」
このままでは遊ぶ時間がなくなってしまうことに気付いたみんなは、さっそく話し合いを始めます。
その後もリレーの走順やドッジボールのチーム分けなど、ぶつかったり止まったりすることはありましたが、最後まで諦めずに話し合いを重ね、リレーとバナナ鬼をすることができました。
やりたいことがそれぞれ違う他人と共に生活する中で、意見をすり合わせていくのって大変ですよね。大人でも難しいことを、生まれて5.6年しか経っていない子どもたちは、日々の生活の中で繰り返し行っています。
もちろんうまくいかないことは多いですが、失敗する経験を保障することは、子どもの成長の場に不可欠だと考えています。
これからもたくさん失敗して、ぶつかって、コミュニケーションする力を培っていってほしいですね。