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3歳児すみれ組 遊びの中で培われるもの
上井草保育園では、毎日園庭や部屋で子どもたちが自由に選んだ遊びを十分に楽しめる時間を大切にしています。
ですがそのような方針を掲げていると、
「毎日遊んでいるだけでは、何も成長しないのでは…?」
そんな声をいただくこともあります。
でも、そんなことはないんです。
幼児期の子どもたちは、遊びの中でこそ学びを得ることができます。
こちらは3歳児クラスでも出来る子が増えてきて、最近人気のターザンロープ。
次の順番を待っている子が、一列に並んでいるのがわかると思います。
自分の番が終わった子は、次の子に「どーぞ!」と言ってロープを渡しています。
これらのシーンは保育士が促しているわけではなく、子どもたちの自然な姿です。
小さい頃から遊びの中で保育士や友達との関わりを重ねてきたからこそ、3歳児クラスでこのような姿が生まれてきます。
もちろんうまくいかずケンカになるときもありますが、そんな時こそ保育の始まり。
子ども同士、気持ちを受け止めてもらえるよう保育士も交えて話し合いをします。
このような機会が多く訪れるのは、毎日自由に遊んでいるからこそです。
他にも虫遊びや砂場遊びをしている子どもたちのそばでじっと座っていると、様々なつぶやきが聞こえてきます。
「虫そっちいったよ!」
「捕まえた!〇〇君のかごに入れていい?」
「こっちの穴は僕が掘ってるの!」
「○○ちゃんも一緒にやりたい…」
「じゃあいいよ」
何気ない会話ですが、子どもたちは共に遊ぶ中で他者に気持ちを伝え、他者の気持ちを受容し、コミュニケーションの基礎を育んでいます。
今日も遊びの中の子どもたちの学びを多く目にすることができました。
~おまけ~
虫探しをしている子どもたちから、こんな発見が。
カマキリの幼虫が卵から孵っている瞬間です!
なかなかお目にかかれないですね。
保育園玄関で飼っているアゲハの幼虫も、今朝蝶になりました。
新しい小さな命がたくさん生まれてくる季節です。
これからも自然に触れる経験を大切にしていきたいと考えています。





