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5歳児うみ組 子どもたちの成長はどこにあるのか。
保育園は子どもたちの生活の場であると共に、成長の場でもあります。
でも子どもの成長って、漫然とその姿を見ているだけではなかなか感じることができません。
目の前の子どもの姿から「今この子は何を学び取っているんだろう?」「どういう成長からこの姿が表れたんだろう」と考えていくことが、子どもと関わるの仕事の第一歩です。
5歳児クラスの男の子が、他の子に紙芝居を読み聞かせています。
読み方はたどたどしくても一文字ずつ丁寧に文字を追っていて、聞いている子たちも真剣に聞いています。
文字や物語への興味が強くなっていることが感じられますね。
ただ一つ不思議なのは、聞いている子たちの真剣さ。
大人がお話読むの下手だと、子どもたちってすぐ飽きちゃうんです。
でも子どもが読んでいると、たどたどしくても真剣に聞いている…きっと大人にはまだ理解ができていないポイントがあるのですね。
そこを解き明かしていくためにも、この遊びの観察は続けていきたいです。
トイレ用のサンダルを見て保育士が
「おや、サンダルがバラバラ…」
とつぶやくと、気付いた子たちがサンダルを並べ直してくれました。
「きれいに揃っていると気持ちいい」
「次の人が使いやすくなるかも」
そういった感覚や思考が培われていくのは、このような日常の何気ない一コマだったりします。
園庭では虫探しをしている子どもたちが。
「ここにたくさんいるんだよ」
と、ダンゴムシの発生スポットを教えてくれました。
子どもたちは経験則から、ダンゴムシが良く出る箇所を知っています。
この時期に培った経験知は、小学校以降の学習の中で虫の生態などを学び、本物の知識となっていきます。
幼児期は学びの土台を築いている段階なのですね。
まだまだ紹介したい姿がたくさんあったのですが、長くなってしまうので次の機会に。
とにかく子どもたちの姿を1日眺めていると、本当に多くの学びを得ていることが感じられます。
その学びを可視化し、子どもたち自身や保護者の皆様に伝えていくのも保育士の務め。
これからも子どもたちの学びをどんどん発信していくので、ブログや掲示を楽しみにお待ちください。





