アルバム
1歳児こすもす組★悔しい気持ち
朝からピュ―ぴゅーと風の音が聞こえてきます。
換気の為、扉を開けると「ちゃむーい!(寒い)」と外を眺めています。
お人形が裸ん坊でいると「さみー!」と洋服を着せてあげます。
「寒い」とはどういう感覚のことか、どんな対策が有効なのか、生活する中で身に付いたのだと感じますね。
さて、1冊の図鑑を2人のお友達で引っ張り合いっこをしています。
保育士は、そばで見守ります。
そんな様子に気が付き「○○くんのえほん?」「みたいの?」と、状況を察して心配そうに集まってきました。
絵本を手にすることが出来なかったお友達に対して、違うおもちゃを手渡しています。
「残念だったね、代りにこれで遊びなよ」と、慰めているようです。
今度は、おもちゃの取り合いで、お互いに押し合いをした2人。
「痛かったよ。こういう時は、ごめんねだよね。」
保育士の言葉でペコペコと頭を下げ、お友達の頭をなでるお友達。
一方、「しない!」と首を横に振るお友達。
「いやな気持だったのに、なんで謝るの?」
自分の思いがあり、それを主張しています。
「○○ちゃんも、遊びたかったんだよね。そしたら、「貸して」って言えたらよかったね。ドン!ってされたら痛いし悲しいよね。」
子ども達の主張を否定せず、気持ちに寄り添いながら方法を知らせます。
それでも引くに引けなくなってしまった様子のお友達に「先生と一緒ならごめんねできるかな?」
謝る事がゴールではありませんが、上手く気持ちを表現できない時には保育士が代弁するなどして、「謝ってほしかった」「謝ることができなかった」と、モヤモヤが残らないようにフォローしていきます。
この後は、2人ともスッキリ笑顔で遊び始めていましたよ。
おままごとの椅子に立っています。
「この前、イテテになったよね?」
先日、バランスを崩して転んでしまったのです。
そうだった、そうだった!
思い出して座っていました。
痛かった、怖かった。様々な経験をすることで、回避したり、対処方法を学んでいきます。
新幹線の上に、車を乗せようとしているのですが、上手くいかずイライラ…
何度も何度も繰り返しチャレンジするものの、タイヤが転がってしまい、なかなか成功しません。
保育士もやってみました。
確かに、転がってしまい難しい!
そこで、上下をひっくり返してみると成功!!
その様子をじーっと観察して、再チャレンジをすると、見事成功!!
自分たちで気付けるのを待つこともありますが、難しい時はそっとヒントを添えてみることもあります。
それによってひらめいたり、遊びの幅が広がるきっかけを作っています。












