アルバム
4歳児ひまわり組 お兄さんなんだから!
3歳児クラスのお友達が少しお部屋に遊びに来た時にこんな場面がありました。
3歳「これ誰か使ってる?」
ひま「うん、これ僕が使ってる!」
ひま「え、お兄ちゃんなんだから貸してあげなよ。お兄ちゃんは貸してあげないといけないんだよ」
ひま「…。」
3歳児クラスのお友達は使っているのを知り、それ以上何もいいません。
ですが、隣でどうやって遊ぶのか見学中。かっこいいの作っているなぁと感じていたんでしょうか。
ひま「これ、こうやるんだよ!」と自分のブロックをお披露目中。
3歳「わぁ、すごい!」
ひま「ここをつなげるとこうなるの!」
3歳「ここをこうやるの?」
自分の作品を見せる中で自然と遊びが広がってきました。
このように自分が作ったおもちゃを貸してあげ、一緒に遊ぶことにした様子。貸してもらった3歳児の子も嬉しそう。
ですが、お兄さんになったら何でも貸してあげないといけないという一言で本当にそうなのかな?と思い、みんなに聞いてみました。
保育士「ねぇねぇ、お兄さんになったら、自分で作った大切な玩具も全部、貸してあげないといけないの?」
子ども「うん…お兄さんになったら貸してあげるんだよ」
保育士「そうなんだ…みんながお友達と一生懸命作ったものも全部?壊されたら嫌だなぁという物も?」
子ども「……。」
子ども「それは嫌だな…」
保育士「そうだよね、貸したくないなぁと思う時だってあるよね。一生懸命作ったもの、大切にしたいなと思うもんね」
子ども「うん、そうだよね」
保育士「自分の大切なものは大切にしていいと思う。貸したくないときだって、貸したくないお友達だっているよね。お話をすれば伝わるよ」
もうすぐ、年長さんということで心の中で色々な葛藤があるんだろうなと感じる場面でした。
お兄さんになったからって、全て我慢しなければいけない訳ではありません。自分の思いは大切に、相手の思いにも耳を傾け考えられるように寄り添っていきたいと思います。